梅沢富美男劇団から教わる事

>さて。6月です。

カレンダーも半分の位置までやってきましたね。

本当・・・月日が経つのが早い・・。と年々想うこの頃です。

最近は、真夏の陽気で、すっかり夏気分ですが、まだこれから梅雨の季節です。

しっかりと、心身共に健やかに過ごせるよう、工夫しましょうね。

>さて。遅くなりましたが、レポブログ。

5月16日より、名古屋の中日劇場にて、「梅沢富美男劇団」の皆様が

10日間、公演されており、座長である梅沢富美男さんの、身体のメンテナンス担当で

毎朝、楽屋へお邪魔させて頂きました。

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梅沢劇団の皆さんとの出会いは、2006年の冬で、御園座公演の時でした。

なので、かれこれ・・・8年程、お付き合いさせて頂いております。感謝です。

毎回、劇団の方々や、スタッフの方々とお会いして、接する度に、

「チームの力」を実感します。これが、本当に気持ちいい。

音声さん。大道具さん。床山さん(カツラね)。衣装さんに、小道具さん。運営スタッフ。

其々が、其々の仕事をして、一つの舞台が成り立つ。

もちろん、舞台に立つ「俳優さん」の力も凄い。

butai ※舞台の袖からの景色。結構好きです。

とかく、個人プレイな毎日な私にとっては、とても良い刺激になり、勉強になり。

そして、忘れてはいけない何かを思い出させてくれます。

そのトップの位置で、采配を振るうのが、看板であり、座長である梅沢さんです。

全てのスタッフに声を掛け、そして、疲れ果てて食事を取らずに寝てしまわぬよう・・・・。

劇団員へ食事の気遣いもされます。

お昼ご飯、夜ご飯。毎日、毎夜必ず声を掛け、私にも声を掛けて下さいます。

「公演中に、痩せられては困る。俺の顔がたたねぇー」と、お馴染みの口調ですが、

本当に、優しい方です。毎日、毎夜、食事に連れて行き、皆・・お腹一杯にご馳走になります(笑

「どうせ、御馳走様でした!って言うんだろ?だったら好きな物を好きなだけ食べなさい。」が口癖(笑

と、とっても和みムードな劇団ですが、上下関係の気の使い方は、流石。

座長の灰皿、座長の飲み物。常に目を配り。座長が呼べば、「はいっ!と立ち上がる」

時には、「片付けの手順が解りかねますので、ご指示願います。」と申し出て。

先輩は、後輩の面倒を良くみて、後輩は先輩の言う事をキチンと聞き。

自然と、私もその空気に馴染み、自分が今、何をしたらいいのか、どうすればいいのか。

そんな事も解ってきます。

これって、凄く大切ね。目上の人がいる環境。それは・・年を重ねる度に少なくなり。

個人事業主となってしまった私には、数少ない、大切な場所です。

重ねて、体育会系な感じが気持ちいい(笑

この、公演中、何度も聞いた言葉。

「いいか、役者を育てるのはお客様だ。お客様に教えられ、育てられるんだよ。役者ってのは」

置き換えれば、私も同じ。

お客様に教えられ、そしてお客様に育ててもらい。お客様の支えの元、仕事をさせて貰ってます。

そんな部分を、改めて心に刻み。名古屋を後にする劇団の皆様を見送りました。

この次に、劇団の皆様とお会いするのは、いつになるか解りませんが、

この次に会う時も、笑顔でお会い出来るよう、私も名古屋の地で精一杯頑張ります!

「ありがとうございました!押忍!」